洋書紹介その2〜 Give and Take〜
今日紹介していきたいのは、
「Give And Take~why helping others drives our success」(by Adam Grant)
という本ですが、
まずこの著者について少しだけ。
アダム・グラント氏は集団心理学の教授、もしくは先生なのですが、加えて、プロのマジシャンであったりとか、経歴や肩書きを見てしまうと、「ああ、自分とは違う世界の人なのかな」などという印象を受けてしまうような、そんな人でもあります。
自分も第一印象としてはそのように感じたため、この本を読み始める時は
「どうせ『Sucess is not limited to talented people, it's within the reach of all of us』とか言ってるんだろうなぁぁ」とか思い、若干冷めた気持ちでいました。
ですが読み進めて行くにつれ・・・
「へぇ、こういう考え方もあるんだー」「どっちが絶対的にいいとかではないのかな?」
などど考察するようになった自分がいます。
感想はここまでっ、以下はざっくりとした概要みたいな感じです。
ギヴアンドテイク、というのは聞き馴染みがあると思います。
「あげるからちょうだい」みたいな感じですね(状況にもよりますが)
この本の焦点もまあ、その辺りにありまして。。。
「自分のことを優先的に考えるがゆえに、他者からの恩恵を受け続けるだけ」、これがtaker,(具体的にはもう少し掘り下げがありますが・・)、「自分はあの人のために何ができるかなー。そうだ!これをやろう!」と言った感じがgiver.
そしてもう一つ「やってあげたんだから、代わりにこれをやって」とか「これをやってくれるなら、あれをやるよ」という感じがmatcher, つまり合わせる人、と言った感じですね。上の「Give And Take」というのはこれに当てはまるのかもしれません。
この三つの分類に注目を置きながら本は展開していき、例えば
「GIverの他者のための行動は巡り巡って自分の利益となることが多い(必ずではないが)」
「優秀な成績だったり成功を収める人が最も多いグループがGiver」
「だけど底辺に落ち込んでしまうことが多いのもまたGiver(他者のために自分を後回し、犠牲にするようなものでもあるため)」
「じゃあその二つの違いは?」
「ん?それじゃあ利益を求めて他者に尽くすっていうのはどうなの?」
などなど、様々な疑問が解氷されて行くことでしょう。
本当におすすめなので、関連事項としてTED Talksというところでアダムさんが話している動画を載せておきますね!
それでは、今回はこのくらいで〜
長くなってすんませんでした。。