モアの洋書紹介その三「Telomere Effect」
今日の洋書紹介は^^
「Telomere Effect~ revolutionary approach to Living Younger, Healthier, Longer」
(by Elizabeth Blackburn, Elissa Epel)
という本です!
(ちなみに著者の学者さんはノーベル賞受賞者だとか)
本の内容は主に"Telomere" というものに着目していますね。
まあざっくり言えば
染色体(遺伝情報を運んだりする, DNAが詰まっているものって感じです(細かいことは長くなるので割愛))の端っこの方のことです。本の中で言われている例としては靴紐の端っこの方みたいな感じかなーと。
まあ、Telomereが何か、というのも大切なのですが、それが及ぼす影響、そして自分が与えられる影響、というものも大事だよ、ってこの本は言っているわけで。
Telomereは時間を経て短くなっていくものなのですが、その速さによって人のHealth-span(健康、快活な期間)とDisease-span(病気など体に変調が現れる期間)の比率が変わってきたりするそうです。まあ「とても30歳だとは思えませんわ」とかなんとかで年齢よりも若く見えると言われる人(当然お世辞の可能性も濃厚)は前者が長く、Telomereが比較的減衰しやすい、と言った感じです。
でもって、その速さに関与する要因というのも様々で。
例えば、糖分の過剰摂取によりインスリンがうまく分泌されない、もしくは摂取した糖がうまく細胞に使われていかない、そうした状況がTelomereを短くする。
もしくは7時間睡眠がTelomereの健康(長さの維持、増幅)にいいよー。とか
嫌なことだったりに対し「嫌だなー。怖いなー、脅威だな〜」と思うか「なら、こうしたらどうか。こうしてみよう。こうすれば改善されるんじゃないか」という風に「やったらー!」的に感じられるかどうかが関わってきたりとか。
他にも運動、アルコール、日々の食事、社会的環境。ETC...
様々な事柄とこのTelomereの関係が、研究と統計に基づいて述べられています。
また、以前紹介した「Mindfulness」という本との繋がりも読んでいくうちに見えてくるように感じられました。
てな感じで、内容もちょっと難しく長めの文章でしたが、いかがでしたか?
若干生物学よりなところもありますが、いい機会だと思って自身の人生観を多少変化させよう、と言った感じで読んで見てもいいかもしれないよ!
ということで今回はこの辺で、
しゃーしたー